このサイトは、予言を信じることも、否定することも勧めるものではありません。予言や予測が未来を言い当てる方法として科学的に確かめられた例はありません。的中率は、このサイトの基準で判定した参考の数字です。

「2025年7月5日」の予言は何だったのか(広まった経緯と結果)

公開日:2026年10月10日 執筆:Takuya カテゴリ:予言の見方

漫画『私が見た未来 完全版』をきっかけに広まった「2025年7月5日に大災害が起きる」という予言について、元の記述、日付が広まった経緯、実際に起きたこと、社会への影響を、出典をもとに整理します。

元になった記述

元になったのは、漫画家たつき諒さんの『私が見た未来 完全版』(2021年、飛鳥新社)です。1999年に出版された単行本の表紙に「大災害は2011年3月」と書かれていたことが東日本大震災と重なるとして話題になり、復刻された完全版で、新たに「本当の大災難は2025年7月にやってくる」という内容が加えられました。

完全版には、日本とフィリピンの間あたりの海底が破裂し、東日本大震災の3倍の高さの津波が来る、という夢の内容が書かれていました。

「7月5日」という日付が広まった

本の中の記述をもとに「7月5日」という具体的な日付がSNSで広まり、2024年ごろから大きな話題になりました。香港などで日本への旅行を取りやめる動きが報じられるなど、観光にも影響が出ました。

気象庁は2025年5月、地震の日時・場所・規模を予知することはできないとして、この説を明確に否定しました。作者本人も2025年の著書で、夢を見た日が出来事の起きる日とは限らないと説明しています。

実際に起きたこと

2025年7月5日に大災害は起きず、7月中に本の記述と一致する出来事もありませんでした。7月30日にはロシアのカムチャツカ半島付近で大きな地震があり、日本の太平洋沿岸に津波警報が出たため、SNSでは「予言が当たった」という声も出ました。

しかし、本の記述は「日本とフィリピンの間」の海底で、カムチャツカ半島とは約5,000km離れています。津波の規模も記述とは大きく異なります。このサイトでは、この予言を「外れ」と判定しています。

この出来事から考えられること

予言そのものは外れましたが、日付が一人歩きしたことで、実際に旅行の取りやめなどの影響が出ました。予言を信じるかどうかにかかわらず、不確かな情報が広まると、現実の社会に影響することがある例といえます。

また、後から起きた別の地震を予言に結び付ける動きは、「理由2:あいまいな予言は、どんな出来事にも当てはめられる」の典型でもあります。

※地震の日時・場所・規模を予知することは、現在の科学ではできません(気象庁)。災害への備えは、気象庁や自治体の情報にもとづいて行ってください。

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