ポール・エーリックの予言・未来予測と的中率
的中とされる予言の多くは、内容があいまいだったり、出来事の後に結び付けられたりしたものです。判定の内訳(判定不能・後出しなどの件数)もあわせてご覧ください。
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的中率(的中 ÷ 的中と外れの合計)
的中 0/外れ 5/一部的中 0/判定不能 0/未到来 0
どんな人物か
アメリカ・スタンフォード大学の生物学者です。1968年の著書『人口爆弾』で、人口の急増により1970年代に大規模な飢饉が起きると警告し、200万部以上売れました。2026年3月に亡くなっています。
1980年には、経済学者ジュリアン・サイモンと「10年後に金属の価格が上がるか下がるか」という賭けをしたことでも知られています。
予言の一覧と判定
地震などの災害の日時・場所・規模を予知することは、現在の科学ではできません(気象庁)。災害への備えは、気象庁や自治体の情報にもとづいて行ってください。
| 予言の内容(要約) | 予言した時期 | 発表 | 出典 | 結果 | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| 食料増産の緊急策をとっても、世界で数億人が餓死する災害 | 1970年代(後の版で「1970〜80年代」に変更) | 1968年 | 『人口爆弾』 (一次資料) | 地域的な飢饉はあったが、世界規模の飢饉は起きず、1人あたりの食料は増えた | 外れ |
| インドは1980年までに増える人口を養えない | 1980年 | 1968年 | 『人口爆弾』 (一次資料) | 緑の革命で主要な穀物はほぼ自給できるようになった | 外れ |
| 2000年には英国が存在しない方に賭ける | 2000年 | 1971年の講演とされる | 雑誌・コラムでの引用(講演録の原文は未確認) (二次資料のみ) | 英国は存続している | 外れ |
| 環境破壊が続けば、1979年に海洋動物が全滅する(仮定のシナリオ) | 1979年 | 1969年 | Ramparts 誌の論考 (一次資料) | 起きていない | 外れ |
| サイモンとの賭け:5種類の金属の価格が10年で上がる | 1980〜1990年 | 1980年 | 複数の資料で内容と結果が一致 (二次資料のみ) | 5種類とも実質価格が下がり、エーリック氏が負けた | 外れ |
判定の区分と印の意味は判定の基準をご覧ください。
検証してわかったこと
日付を示した食料と資源の予測は、いずれも期限までに実現しませんでした。主な理由として、品種改良などによる食料の大増産(緑の革命)がよく挙げられます。
本人は晩年まで、問題を提起したこと自体の意義を主張していました。また、サイモンとの賭けについては、期間の選び方によっては逆の結果になったという分析もあります。根拠を示した専門家の予測でも、前提が変われば外れることがある例です。
出典
- Wikipedia「The Population Bomb」
- Breakthrough Journal(インドについて)
- Stanford Report(訃報、2026年3月)
- Wikipedia「Simon–Ehrlich wager」
- Our World in Data(サイモンとエーリックの賭け)
予言の文章は要約しており、原文の引用ではありません。
同じ区分のほかの人物
- レイ・カーツワイル(的中率:50%(参考値))
- アーサー・C・クラーク(的中率:50%(参考値))