レイ・カーツワイルの予言・未来予測と的中率
的中とされる予言の多くは、内容があいまいだったり、出来事の後に結び付けられたりしたものです。判定の内訳(判定不能・後出しなどの件数)もあわせてご覧ください。
50%(参考値)
的中率(的中 ÷ 的中と外れの合計)
的中 1/外れ 1/一部的中 1/判定不能 0/未到来 2
どんな人物か
音声認識や文字認識の技術を開発したアメリカの発明家です。著書『The Age of Intelligent Machines』(1990年)、『スピリチュアル・マシーン』(1999年)、『ポスト・ヒューマン誕生』(2005年)などで、技術の進歩を根拠に未来を予測してきました。
2010年に自分の予測を自己採点し、147件のうち86%が「完全に正しい」か「ほぼ正しい」と発表しました。一方で、米フォーブス誌は2009年についての予測を「正しいのは1件、一部正しいのが4件、誤りが7件」と評価しています。
予言の一覧と判定
| 予言の内容(要約) | 予言した時期 | 発表 | 出典 | 結果 | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| コンピュータがチェスで人間の最強の選手に勝つ | 2000年まで | 1990年 | 『The Age of Intelligent Machines』 (一次資料) | 1997年にIBMのディープ・ブルーが世界王者カスパロフに勝利 | 的中 |
| 音声認識で文章を入力するのが一般的になる | 2009年まで | 1999年 | 『スピリチュアル・マシーン』(批評記事による要約) (二次資料のみ) | 2009年時点では一部で使われていたが、一般的とはいえなかった | 一部的中 |
| 20ペタフロップスの性能を持つコンピュータが登場する | 2009年まで | 1999年 | 『スピリチュアル・マシーン』(批評記事による要約) (二次資料のみ) | 2009年の最速のスーパーコンピュータは2ペタフロップス前後。本人は「Googleの計算機群を合わせれば達している」と反論 | 外れ |
| AIがチューリング・テストに合格する | 2029年まで | 1999年 | 『スピリチュアル・マシーン』 (一次資料) | まだ時期が来ていない | 未到来 |
| 技術的特異点(シンギュラリティ)が来る | 2045年ごろ | 2005年 | 『ポスト・ヒューマン誕生』 (一次資料) | まだ時期が来ていない | 未到来 |
「未到来」は、まだ時期が来ていない予言です。起きると決まったものではありません。
判定の区分と印の意味は判定の基準をご覧ください。
検証してわかったこと
時期と内容がはっきり書かれているため、予言者と違って「当たり・外れ」をはっきり判定できます。チェスのように予測より早く実現したものがある一方、2009年についての予測には外れたものもありました。
自己採点と第三者の評価の差が大きいことは、同じ予測でも「どこまで合っていれば当たりとするか」で的中率が大きく変わることを示しています。このサイトの判定の基準を公開しているのも、そのためです。
出典
予言の文章は要約しており、原文の引用ではありません。
同じ区分のほかの人物
- ポール・エーリック(的中率:0%)
- アーサー・C・クラーク(的中率:50%(参考値))